理系って就職活動で有利に働く?本当に有利なのかどうかを徹底解説!

就活基本知識

理系が就職で有利と言われている理由は?

一般的に理系は文系と比較して就職活動で有利と言われています。しかし、周りから「理系だからいいよね」と言われたとしても、多くの就活生はその実感を得らていないでしょう。

そこで、本章ではなぜ理系は就職活動で有利と言われているのか解説していきます。

理系学生が有利な理由を理解して自分の強みを企業に対して、正しくアピールできるようになりましょう!

理系が就職で有利と言われている理由①:専門性が強みになる

理系が就活で有利と言われている理由の1つ目は「専門性が強みになる」ということです。理系が大学で学ぶことは「工学」や「農学」のように既に特定の企業の事業と直接的に関わっており、大学で学んだことがすぐに応用できます。

文系が大学で学んでいることは「心理学」や「経済」のように消費者心理を捉える上で重要なものです。しかし、企業の事業と直接的に関わっておらず、入社後すぐに応用できる学問ではないことが一般的です。

そのため、企業にとってみれば理系学生は「すぐに自社の事業で活躍してくれそうだ」となるのに対して、文系学生は「ポテンシャルはあるけど、即戦力ではなさそう」といった評価になります。

企業の事業と学問が一致している業界にとっては、就職活動字に理系が有利に働くことも多いでしょう。

理系が就職で有利と言われている理由②:論理的思考力を含む基礎学力が高い

理系が就職活動で有利と言われている理由の2つ目は基礎学力の高さにあります。

理系学生は、大学受験時及び研究活動を通して論理的思考力が養われています。

大学受験時では、論理的思考力および問題解決力が問われる数学が必須科目としてあり、大学進学後は研究活動を通して答えのない問題を解くための筋道を考える力を鍛えられているため地頭がいい人が多いです。

理系が就職で有利と言われている理由③:GRITが強い

理系が就職活動で有利と言われている理由の3つ目はやり抜く力(GRIT)が強いことが挙げられます。

社会人の多くは答えのない問題を解き続ける胆力が求められます。実際にやり抜く力は社会的に注目度が高く、やり抜く力が強い人は平均年収が高い傾向にあります。

先述した通り、理系は答えのない問題に対して実験という手法を通して挑み続ける必要があり、その過程でやり抜く力が鍛えられる傾向にあります。

文系が理系よりも有利な点

次に文系が理系よりも有利になる点をご紹介します。理系文系どちらも得て不得手があるため必ずしも就活でどちらかがうまくいくというものではありません。

本章を読んで、就職活動における自分のポジショニングを明確にしましょう。

文系が理系よりも有利な点①:理系よりも幅広い活動をしている

文系が理系よりも有利な点の1つ目は学業以外での活動の幅が広いということです。

文系の学生は理系と比較すると研究がない分、学業による拘束時間が比較的短い傾向にあります。そのため、長期インターンやビジネスコンテストなどの学業外での活動に注力している学生も多いでしょう。

幅広い活動をしていることで面接時のアピールポイントが多いということは文系の強みの一つと言えるでしょう。

文系が理系よりも有利な点②:プレゼンテーション能力が高い

文系が理系よりも有利な点の2つ目はコミュニケーション力の違いにあります。

1つ目の強みで記載した通り、文系学生の生活は理系学生と比べて一般的に時間に余裕があるためアルバイトを含む課外活動に注力する時間があります。

課外活動で培った対人関係スキルは就職活動において大きな武器と言えるでしょう。

理系学部生に人気な業種・職種

次に理系の学部別の人気な業種や職種事情についてご紹介していきます。具体的に人気な職種や業種を知ることでこれから就職活動を行う上での参考にしてください。

①工学部

工学部の学生に人気の就職先は、電気機器メーカーや自動車メーカーです。

工学部では、電子機器の設計など日常生活で応用される研究をしていた学生が多いこともあり、学生時代学んだことを活かせる電子機器メーカーや自動車メーカーなど機械に関する業界が人気になっています。

また、ある特定の1分野のみを追求する研究とは異なり、多岐にわたる業務に携われることが人気の理由となっています。

工学部はモノづくりに関わる学問を学ぶ学部ですので、専門的な知識・技術を修得することになるため、下記の業界や職種では、貴重な人材として重宝されるでしょう。

おすすめ業界自動車・輸送機器 / 電機・機械 / 鉄鋼 / エネルギー / 医薬・食品 / IT
おすすめ職種設計、開発、機械系エンジニア / 品質管理、生産管理 / 自動車、航空整備士

建築学部

建築学部の学部生に人気な就職先はデベロッパーやハウスメーカー・不動産会社などが挙げられます。

建築学部では、建物の設計を勉強していたこともあり建築学科での知識や経験を活かせるのはやはり建設業界です。

そのため、建設業界では自分の強みを活かしながら楽しく働けるだけではなく、日々の学びを高く評価してもらえ、結果として就職活動が有利になる傾向があります。

おすすめ業界建設業界・不動産業界
おすすめ職種建設施工管理 / インテリアデザイナー / 設計士 / デベロッパー

農学部

社会全体として食や健康、環境に対する意識が高まっており、自分もそれらに興味がある!といって農学部を選択した方も多くいます。

そのため、食品業界や製薬業界などの業界が人気の傾向があるようです。しかし、製薬や食品メーカーのような「人の健康」に関係する分野では、高い研究技量が求められるため学部生の研究職採用が盛んに行われていないのが現実です。

もし上記の業界の研究職を狙っている場合は、大学院進学を視野に入れても良いかもしれません。

おすすめ業界食品・化粧品・製薬・科学技術メーカー
おすすめ職種研究職・商品開発・営業・品質管理職・製造技術職

理学部

次に理学部を紹介してきます。理学部は工学部と比較されることが多く、「就活があまり強くない」といったイメージを持つ方も多いと思います。

実際に理学は「理論の学問」であるのに対し、工学は「実践の学問」であるため、就活マーケットでも工学部生は高い需要があります。

しかし、だからと言って理学が非実践的であり、理学部生が就職に不利というわけではありません。実際に学部生就活の場合、自分の専門と違う企業に就職するケースも多いです。

そのため、理論を勉強している地頭力が高い理学部生は不利にならないケースも多いです。

おすすめ業界食品・化粧品・製薬・科学技術メーカー・教育・保険
おすすめ職種アクチュアリー・クオンツ・商品開発・営業・品質管理職・製造技術職
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