MARCHから外資系は可能?内定者分析からわかったこととは?

就活基本知識

外資系企業は難関国立大/早慶のイメージ

外資系=高学歴というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか?

実際に給料が高く、俗に言う「勝ち組」のような人たちが多く、男性なら合コンで多くの女性からモテるし、女性なら世の女性が憧れるバリキャリ女子として働くことも可能です。

上記の勝ち組のような人たちは高学歴が多く、「MARCHじゃ無理だよ」と思ってしまっている読者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、実際にMARCHでも内定を取ることはできるのかどうかを解説していきます。

外資企業にMARCHの学生は合格できるのか?

①外資系戦略コンサル

外資系戦略コンサルとは以下の企業群を指します。

企業名平均年収
アクセンチュア(戦略グループ)900万
アーサー・ディ・リトル1145万円
ベイン・アンド・カンパニー1,920万円
ボストン・コンサルティング・グループ合同会社1,860万円
マッキンゼー・アンド・カンパニー1,800万円
ローランド・ベルガー1,430万円
A.T. カーニー1,660万円
PwCコンサルティング ストラテジーコンサルティング(Strategy&)1,400万円

上記の表を見ていただいてわかるように、外資戦略コンサルは日本の平均年収:399万円と比較すると2倍以上の年収を誇っていることもあり、新卒市場では倍率が高く最難関の企業群です。

そのため、残念ですが、結論としてはMARCHの学生は「不可能ではありません!ただ、毎年内定者の1%程度の割合しかいないのでかなり厳しい!」と言えます。

戦略コンサルでは内定者数も日系大手の企業と比べると少ない特徴があります。そのため、東京一工(東大・京大・一橋大・東工大)や早慶の学生でも至難の業です。筆者であるたくも新卒時に複数ファームのジョブに参加しましたが残念ながらMARCHの学生には1度も遭遇しませんでした。
しかし、上記戦略ファームの内定実績はあるため、完全に不可能というよりは、難易度が高いかつ高学歴の学生が大量にいるため、難しいので目指すにはそれ相応の覚悟が必要と言えるでしょう。

②外資系総合コンサル

外資系総合コンサルとは以下の企業群を指します。

企業名平均年収
アクセンチュア858万円
PwCコンサルティング891万円
KPMGコンサルティング898万円
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング871万円

外資総合コンサルに関しても、日本の平均年収(399万円)と比較すると2倍以上の年収を誇っていることもあり、新卒市場では倍率が高く難関の企業群です。
しかし、外資戦略コンサルと比較して、合格確率はグンと上がります。

合格確率が上がる理由として、内定者数が多いという理由のほかにも、更に案件が「オペレーション改善」「組織戦略」なども入ってくるのでただ単なる頭脳労働以外のところも重要であるから、戦略コンサルほどケース面接などの比重も大きくありません。

また、常駐案件も多いため、クライアント先の日系企業に好かれるような人柄を持ち合わせていることの方が比重が大きかったりします。

③外資銀行

就職偏差値において、外資系コンサルティング・ファームと双璧をなすと言われる外資系投資銀行。

エリート男子やバリキャリ女子が多く働いている印象がありますが、果たして中堅校学生の合格率はどのくらいでしょうか?

結論としては、G-MARCHや関関同立層の学生に関しては女子でもフロントオフィスに合格する確率は1%以下であり、バック・ミドルオフィスでも10~20%と言ったところが正直なところです。

どうしても外資系投資銀行に行きたい場合は、欧州系投資銀行が狙い目と言えます。

欧州系投資銀行の内定者属性を見ると、時々MARCH中堅国立大学の学生が混じっていることがあります。

「欧州系で実績や年数を積みつつ、より良い待遇を示してくれるハウスがないかの転職機会をうかがってキャリアアップを図る」という考え方が必要になるでしょう。

④外資メーカー

P&G・ユニリーバ・日本ロレアルといった外資系メーカーも就職人気が高い業界の一つです。

外資系メーカーに関しても、職種別採用をしていることもあり、部門ごとによって合格確率は大きく変わります。

特に今後市場価値が高くなると言われているファイナンス職/マーケティング職に関しては、採用人数が少ないことに加えて超高学歴の学生がひしめき合っていることもあり、中堅校学生の内定確率は戦略コンサル同様かなり低い傾向にあります。

ブランドであったり商品であったりのコントローラーを少人数で担うため、意思決定や知的労働の比率が高いと言えます。

他の部門であるセールス職やサプライチェーン職の場合は内定確率は30~40%程度と考えていいと思います。

しかし、セールス職に関しては合格確率が高い傾向にあると思っています。代によっては日東駒専の学生を見かけることもあるため、セールスに関してはきちんと対策すれば合格することは十分にあると言えます。

まとめ

外資系企業にMARCH学生は内定をもらえるのか?について、まとめてみました。

少人数でかつ知的労働の比率が高いため、自然と東大早慶などのトップ層が内定を取っていきがちな業界ですが、対策や狙う業界を選べば、十分MARCHの学生も内定取れるため皆さんもぜひチャレンジしてみてください!

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