【成功する人との違いは?】理系院生就活で失敗する人の特徴7選とその対策方法。

この記事をご覧になっている理系大学院生の皆さん、理系院卒の就活は簡単だと考えていませんか。

「学部生は2歳年下だし、そんな焦らなくても年の功があるから余裕でしょ」

「学会での発表も近いし、就活は後回しでいいかな」

理系大学院生(修士、博士)だからといって、自動的に内定をもらえるわけではありません。夏を過ぎても就職が決まらず途方に暮れる理系大学院生は、残念ながら毎年必ず存在します。

この記事では現在就活中の皆さんに向けて、就活に失敗する理系大学院生の失敗事例7選とその対策方法を解説していきます。

この記事を読んで、自分が理想とする企業に就職できるように頑張っていきましょう。

理系院生就活で失敗事例7選

この記事を見ている方のなかには、「大学院就活=時間がなくて失敗する可能性が高い」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
実際、就活を失敗してしまう(内定が決まらない)大学院生は一定数います。

しかし、失敗した事例を見てみると「対処可能な失敗理由」が浮かび上がってきます。
それらをあらかじめ理解しておけば、失敗を防ぐ手立てとすることができるでしょう。

事例①:就活を後回しにしてインターンに参加しない失敗

「就活は情報戦」と言われるように適切な情報を手に入れた後に、十分な対策をする必要があります。この「情報」という言葉には大きく分けて以下の2種類あります。

1次情報インターン時による企業の人とのコミュケーションなどの「自身の」体験を経て得る情報
2次・3次情報人から聞いたり、ネットで見つけることができる情報

就職活動では、自分が納得した企業への就職を目的にしているため、納得した意思決定をするには、1次情報が欠かせません。もちろん選考を通じて社員の方と話すことができるのですが、インターンに参加して近い距離で話すのと、選考過程で話すとでは会社に対するイメージが大きく変わるものです。

また、インターンに参加することで、企業によっては、「本選考の面接を免除していきなり最終面接!」といったパターンも珍しくありません。

事例②:就活を1人でやろうとして情報不足に陥ってしまう

就職活動で合格するためには事例①で説明した2次情報を得ることもとても重要です。

なぜなら、就活は日本において歴史が長い伝統的なものであるため、合格するために必要な対策方法がある程度確立されているからです。

そのため、その対策方法を身につけ、実践することが合格には欠かせません。しかし、大学院生は研究に多く時間を取られるため、幅広い対策をしなければならない就職活動の情報を1人で調べ切ることは現実的ではありません。

そのため、1人で就職活動をすることで時間のある学部生と比較して、情報不足に陥ってしまうというパターンもよく見られます。

事例③:学部生と同じ対策をしてしまう。

大学院生の場合、「理系・文系」だけではなく「大学院(修士・博士)卒」としてのスキルや経験が問われます。

日系大手の企業において、院卒と学部卒で初任給は異なるのは、それだけの能力をあなたに対して、期待しているからです。そのため、院卒の強みを用いて差別化しないと、企業の期待を裏切ることになり、結果として、院卒の経験は不利になる可能性があります。

また、理系大学院生の就活において「理系の知識を活かして」などのPRでは不十分です。学部生のPRの例を参考にしてしまうと、せっかくの大学院生の強みを活かし切ることができません。

このように学部生と同じ対策をして、月並みの回答になってしまう大学院生は少なくありません。

事例④:志望業界を狭めすぎている

理系院生は「工学を専攻しているから工学系のメーカーしか受けない」という人が多いです。

ですが、この考えは要注意です。なぜなら、「専攻しているから」という志望理由では浅くて受からないことに加えて、専攻している分野では、企業数が少なすぎて落ちた時の代えがないからです。

「専攻しているからとりあえず」くらいの気持ちでは就活を始めることはお勧めしますが、その業界しか見ないということはお勧めしません。

そもそも、本当にその業界しか全く興味ないのであれば、専攻への愛が深い証拠なので博士に進学することも視野の一つに入るでしょう。

事例⑤:理系職種しか受けない

事例④に加えて、「研究で培った実験技術を活かしたいから研究職しか受けません」という人も散見されます。

しかし、就活を悩んでいる大学院生の多くは修士の方だと思いますが、修士のレベルだと実験能力は大したことないと思われる可能性が高いです。

事実、製薬業界では、修士の学生が開発職で内定もらっても、実力不足からすぐビジネス職に飛ばされることも往々にしてあるため注意が必要です。

事例⑥:大学院生ブランドを過信している

社会における理系院卒の需要は確実に高まってきてることに加えて、就活で内定の椅子を争うライバルの大半は学部生ということもあり、就活に対して根拠のない自信が生じているパターンです。


理系の大学院卒が就職活動において有利なのは事実です。しかし、就活は競争でありライバルがいることを忘れてはいけません。

受験において、名門進学校の方が東大合格に対して、有利だからといって確実に受かるわけでないように就職活動でも理系院生だから内定などあり得ません。。

このように余裕を持ちすぎるがあまりに就職活動に遅れをとって競争に負ける事例も毎年あります。

事例⑦:テスト対策が不十分

理系院生でもWEBテスト/筆記テストで落ちるケースは結構あります。

就活のテストは対策すれば得点を取れることに加えて、大企業を目指す場合、競争相手の大半は旧帝大、早慶以上になります。

そのため、対策不足では普通に落ちます。

実際、大手企業ではSPI(就活で最も使われるテスト)で正答率8割がボーターということもめずらしくありません。東大生でも対策なしでは8割いくかどうかだと思うので、対策なしで通過するのはかなりきついです。

失敗事例から学ぶ対策方法7選

第一章では理系大学院生の就活で起こりうる失敗事例を7つご紹介しました。
失敗事例が多く、不安に思った方もいるのではないでしょうか。しかし、失敗事例を踏まえて対策方法を知っておくことで安定的なマンション経営が十分可能です。

対策①:社会見学のつもりでいいので、インターンに5社は参加する

インターンには最低5社参加するようにしましょう。

大手企業だけではなくてもいいので、自分が検討していなかった業界5社程度のインターンには参加しましょう。

他業界のインターンに参加することで、他の業界と元々志望していた業界の違いを言語化できるようになります。

これによって、自分の意思決定に対して自信を持てるようになるだけではなく、業界理解につながり、より厚みのある志望動機が言えるようになるでしょう。

対策②:SNSを使って就活友達を作る

1人で情報収集するとどうしても情報戦に負けてしまいます。

しかし、通常の大学院生の場合、研究室の同期が少ないため、就活の情報を仕入れることができません。

そこでお勧めしたいのがSNSを通じて就活友達を作るということです。昔と違い今ではTwitterをはじめとするSNSで「就活垢」を作成する人が大半です。

そのため、読者の方も就活垢を作成+積極的に他の人とコミュニケーションを取ることで情報源を入手するようにしましょう。

対策③:大学院生の強みを理解する。

結論として、大学院生の強みは論理的思考力だと思います。

面接官の大半は、学部生卒業ということもあり、ビジネス職では、理系大学院学生=優秀そうとなるのは間違いありません。つまり、最初からアドバンテージがあると言えます。

そのため、このアドバンテージを生かすために今までの研究活動を鑑みて「論理的思考力が大きく出るエピソード」をまとめておきましょう。

これにより、「理系大学院生って頭良さそうだと思っていたけど、本当だった」と評価されます。逆に辿々しく喋って論理的思考力がないと思われると面接官の当初のイメージからかけ離れてしまい、マイナス評価となってしまうので注意が必要です。

対策④:文系職種の本選考も受ける

研究職が本当に向いているかどうかはビジネス職を体験してから考えると良いでしょう。

ビジネス職を受けながら理系職を受けることで、「本当は自分はどっちが向いているのか」と考えることができ、入社後のギャップに苦しむことは減るでしょう。

理系大学院生の文系職種の就活については下記記事で記載しているので参考にしてください。

理系大学院生は文系就職できるの?理系大学院生が文系就職を成功させる上でのポイントを解説

対策⑤:大学院ブランドがなかったら?を考えた行動をする

ある程度の学歴を持っている人は、大学院ブランドに固執してしまう傾向にあることを前の章で説明しました。

そういった人は落ちた時に「東大や京大生も受けてたしなー」と他責してしまう傾向にあります。

つまり、「選考に落ちてもへこんで終わり」の人が結構多いです。

しかし、「選考に落ちてもへこんで終わり」という人はほぼ就活で失敗します。

というのも、落ちた要因を分析し、PDCAを回していかないといつまでも選考突破力が上がらないからです。

実際、京大生の同期は落ちてもへらへらしているだけで振り返りをしていませんでした。その結果、就活を1年の冬に始めたのにも関わらず、修士2年の9月まで就活を続けていました。

落ちたときには必ず理由があるはずと疑うために大学院のブランドは忘れましょう。PDCAを回し続けることが就活では重要です。

対策⑥:SPI、玉手箱を中心にテスト対策を1冊ずつはする。

大学院生は同じ大学の学部生よりもこれらのテストはできない傾向にあります。

なぜなら、学部生よりも大学受験から2年以上の月日が経っているからです。これらのテストは高校生でも解けるレベルの問題が大半なのですが、制限時間と間違えられない正確性が重要になります。

そのため、復習程度のスタンスで大丈夫なので、Webテスト対策は各種類1冊ずつはやりましょう。

理系院生が就活で失敗しないためにやるべきこと

最後の章では、理系大学院生が就活に失敗しないためにやっておくべきことを説明させていただきます。

ここまで読んでいただいたあなたはとても優秀な方に違いないため、最後までお付き合いください。

博士課程に進学するかどうかを判断する

修士学生のほとんどは研究が忙しく時間がありません。

その中で、博士号を取るか取らないかは早めのうちに結論づけましょう。というのも学会に出る頻度をどの程度にするか決まるからです。

学会に出る場合、多大なる時間をデータ集めや準備時間に投下することになります。メジャーな研究であれば1シーズンに1回学会に出ることも可能です。

しかし、就職を決意している場合、多くとも年に2回程度で十分です。

そのため、自分は博士号をとるのかどうかを就活始める前に決められると良いでしょう。

就活に詳しい人に相談しながら進める

最後にお勧めするのはプロに頼んでしまうというパターンです。

正直、先輩や同じ卒業年度の就活友達から得られる情報の質には限界があります。

就活のプロの話を数度聞くことで円滑に就活を進められる可能性が飛躍的に上がります。

最近では、就活のプロと話すのは就活エージェントなどを使うことで無料で行うことができます。ぜひ一度お試しみてください。

まとめ

以下三つは覚えることで、就活の内定可能性が飛躍的に上がるはずです。

それでは、ガンバッテクダサイ!

・就活は1人でやらない。

・大学院生の自分の実力を過信せずに愚直に頑張る。

・就活のプロを活用する。

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